10年前の東日本大震災の時まで我が家の卵はずっとパルシステムでした。しかし、パルシステムの卵の主要産地は東北だったので、震災後一時卵を買い控える気持ちが起きて、スーパーなどで購入しました。
そしてスーパーで売っている卵の不思議な生臭さに驚きました。私は、ケーキやパンを手作りするのですが、卵が生臭くておいしくできない気がしたのです。パルシステムの卵だったら、バターと粉だけでおいしくできた焼き菓子がスーパーの卵だとバニラやラムの手助けを必要とします。
卵焼きも独特の卵臭さを感じますし、卵かけご飯に至っては、何となく鳥小屋の味がする気がしました…。なんだか卵嫌いになりそうでした。
パルシステムが放射能検査をはじめてくれて安全性が確保できたことで、私はすぐに卵をまたパルシステムに戻し、美味しい卵生活を送ってきました。
大地を守る会も利用しているので食べ比べたこともあるのですが、味においてはパルシステムの卵との大きな違いを感じたことはありませんでした。(黄身の色は大地を守る会のほうが濃いです)お値段はパルシステムのほうが安いのでパルシステムの平飼いたまごをずっと利用していました。
先日、らでぃっしゅぼーやのお試しセットを購入したら平飼いたまごが6個付いてきました。その卵を食べた時軽く衝撃でした。今まで食べたことないレベルで、味が濃くてとてもおいしかったんです。
そこで、私がずっとおいしいと思っているお気に入りパルシステムの平飼いたまごと、らでぃっしゅぼーやの平飼いたまごを食べ比べしてみようと思いました。
私の中の順位も変わってくるかもしれないので、たのしみです。
それぞれの卵の飼料、飼育環境、卵の見た目を比較する
パルシステムの卵
- 親鶏が食べたものが卵になるため、飼料の内容にもこだわっているそうです。「コア・フード平飼いたまご」では、遺伝子組換え飼料原料は一切不使用。また、各産地ではパルシステムの豆腐の製造過程で出るおからや、大豆かす、米ぬかといった地域の食品副産物を活用して発酵飼料を作るなど、さまざまな工夫をしながら親鶏の健康管理に取り組んでいます。
らでぃっしゅぼーやの卵(丸一養鶏場の場合)
- にわとりの健康とたまごの味を決める食事。主原料のとうもろこし、大豆、ゴマなどを季節、鶏の日齢、ビタミンなどの栄養バランスを考えて自社ブレンドした配合飼料を与えているそうです。とうもろこし、大豆粕、魚粉、生米糠、ふすま、炭酸カルシウム、飼料用油脂、食塩、プレミックス etc※季節・鶏の種類・日齢によって配合内容を調整しています。
卵を比較
ひとつずつ出してみましたが、らでぃっしゅぼーやの卵のほうが殻が厚めで若干大きいです。左がらでぃっしゅぼーや、右がパルシステムです。
実際に割ってみて、そして焼いて食べてみる
らでぃっしゅぼーやのほうが黄身が大きく色が濃いです。広がって流れている液体状の白身がらでぃっしゅぼーやは少ないです。どちらも全体に盛り上がっていて新鮮さが覗えます。鮮度は、らでぃっしゅぼーやが2月27日パック、パルシステムが2月28日パックのものです。
“>この季節限定のらでぃっしゅぼーやのおためしセットを見てみるアレルギー対応商品が自宅に届いて便利【生協の食材宅配サービス パルシステム】どちらもおいしいけれど、らでぃっしゅぼーやが私的には最高でした
条件を同じにするためにどちらもガスコンロのオート調理で2分ずつ焼いて目玉焼きにしました。
焼いてみて気づいたのは、卵白の水分がらでぃっしゅぼーやのほうが少なめでした。黄身も粘度が高かったので黄身の水分もらでぃっしゅぼーやのほうが少なそうです。卵白の量もらでぃっしゅぼーやのほうが多めでした。
味は、私はパルシステムは食べ慣れていておいしいのですが、らでぃっしゅぼーやのほうが黄身が甘くて驚きました。何となくトウモロコシの甘さを薄めたような自然な淡い甘みを感じました。そして口に残る余韻が深いです。その分旨味も強く感じます。簡単に言ってしまえば、らでぃっしゅぼーやのほうが濃厚で、パルシステムはあっさり目です。白身の味は殆ど差を感じませんでした。白身の色は若干パルシステムのほうが黄色っぽかったです。
どちらも全く生臭みや嫌な臭いはありません。塩などをかけずに食べてもおいしく食べられる素材そのものの美味しさがあります。
ずっと卵はパルシステムでしたが、来週かららでぃっしゅぼーやに変更しようと思います。でもお菓子を作ってみたらまた感想が変わるかもしれません。その時はまた記事にしようと思います。
お値段は、パルシステムが6個税込み322円、らでぃっしゅぼーやが6個税込み393円です。
安全性はどちらも問題なく素晴らしい品質の卵だと思います。
あっさり目が好きならパルシステム、こってり濃厚が好きなららでぃっしゅぼーやをお勧めします。
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