みんなが忙しい現代社会、買い物や夕食の支度などを限られた時間でこなす必要があり、つい同じものばかり食べ続けてしまったり加工品やお惣菜に頼ることが多くなってしまったりします。健康を考えた時それを見直そうと思っても、毎回栄養バランスを考えて献立を組んだり、食品表示を全部確認しながら買い物をするのでは疲れてしまいます。
そんな時の強い味方が大地を守る会です。大地を守る会の安全基準はとても厳格で最高水準です。野菜、果物、肉、魚、卵、豆腐、牛乳、調味料、加工品のみならず、日用品にも安全性を追求しています。大地を守る会で商品を選ぶなら、何を購入してもその安全性はとても高く、健康な食生活を送ることができます。それと大事なこと、安全なものはおいしいです。安心安全でおいしいものを当たり前にが大地を守る会のコンセプトです。
大地を守る会利用歴10年の私が感じている大地を守る会のメリット、デメリットを以下の4点の観点からお話ししようと思います。長ったらしく難しいこと書いているところもあるので読むのが面倒なときは、目次から読みたいところだけどうぞ。内容については、目次に要約していますので全部読まなくても大丈夫です。詳しく知りたい方は是非お読みください。
野菜はすべて有機野菜と減農薬野菜、食肉、卵の飼料は非遺伝子組み換え、加工品の原材料もほぼ国産、食品添加物は製造上必要不可欠なもののみと徹底していて安心して利用できる。
大地を守る会には厳しい自主基準があります。そしてそれは毎年見直され改善され続けています。
生産者の栽培技術の向上とともに毎年改定されることで大地を守る会が生産者とともに30年近くの歳月をかけ、試み、失敗などを繰り返し、蓄積してきた独自のノウハウが凝縮されています。
生産者との対話を切らすことなくともに切磋琢磨することで、より安全に配慮した高レベルの商品が完成しています。
またその試みは常に会報誌によって会員にも伝えられるので、購入する会員は生産者との繋がりを感じることができます。
会報誌を読んだ感想などについて会員に頻繁にアンケートがあります。このアンケートに答えると購入費として使えるポイントがもらえるので、わたしはせっせと回答しています。結果、会員側にも生産者の事が良くわかってとても良いと思います。
野菜の栽培基準
- 有機質肥料を使った土壌づくり
- 土壌消毒剤は使わない
- 除草剤は原則使わない
- 農薬に頼らない
有機野菜はすべて無農薬野菜というわけではありません。有機野菜でも有機野菜に使用しても良い農薬があり、全くの無農薬では栽培することが出来ない野菜もあります。
有機野菜は化学肥料を使わずに自然の力で作られた農作物の事です。有機野菜と名乗るには有機認証を受ける必要があります。
しかし、この認証を取るにはとてもお金と手間がかかり個人の農家が取得するのはかなり困難なことです。
なので、大地を守る会ではこの条件を満たし有機認証された野菜と同等の品質を確保できている作物に関しては有機野菜として取り扱っています。
ただしこれに関してもJAS規格の「有機農産物」の監査方法にのっとって、第三者認証機関から監査を受けています。農産物の生産過程から流通まで、すべてのプロセスにおいてその適正さが、第三者認証機関によって認められています。
つまり消費者としてはそれらのものも実質的有機栽培と判断してよいのではないかと思います。もちろんきちんと有機認証された野菜も多数取り扱っています。
肉、卵生産基準
- 飼料は国産+非遺伝子組み換え+ポストハーベストフリー
- 病気予防の薬に頼らない
- 明確な生産履歴
大地を守る会は国産のものを食べようという提唱を続けています。食べ物だけでなく牛や豚などの飼料もなるべく国産を心がけています。これは飼料自給率が10%に満たない日本の現状ではかなり大変なことです。
しかし、なるべく国産を(That‘s国産)という大地を守る会の提唱は、おいしく、安心して食べられるだけでなく、農業や牧畜など、長い時間をかけて築かれた日本の文化を守る取り組みです。次世代に続く今後の日本の農業を考えた時とても大切なことだと思います。
またその飼育は、狭い畜舎で密飼いをして生産性のみを追及することはありません。その動物の生態にも配慮した、ゆとりのある肥育・飼育環境を大切にしています。
まっとうな飼料、適度な運動、ストレスのすくない衛生的な環境。これらが整えば、深刻な感染症や、病気予防のための抗生物質などは不要になります。
牛や豚が生まれた時点から加工段階までを生産者別に管理するシステムをとっているため、畜肉のトレーサビリティが明確です。また、そうした情報が商品パッケージに表示されています。
魚の自主基準
- 国内の水産業を応援
- 安心で安全な水産品の流通
- 退色防止剤や鮮度保持剤は無添加
- 環境と安全に配慮した養殖
- 限りある水産資源を有効利用
大地を守る会では日本の沿岸や沖合の水産物を積極的に取り扱っています。これも国産のものを食べようという提唱の一環ですね。
日本の水産物を守るために合成洗剤や界面活性剤を使わずせっけんを使う企業や水源を守るために植林をしたりしている生産者を積極的に応援しています。河川上流の林業者や有機農業生産者と協調しながら、山から海までの水や資源の健全な循環の再構築を目指しています。
安全を守る試みが環境を守ることにつながるのは素敵だし大切なことだと思います。
時々私も購入するのですが、大地を守る会の水産商品にもったいナイ魚というのがあります。大きさが小さすぎたり、傷がついていたりして流通の規格から外れた水産物を加工した商品です。大きさは確かに小さいものもありますがお味に問題はなく安全であるなら日常の食卓には十分だと思います。
こうして限りある資源を無駄にしない取り組みが大地を守る会にはあります。
加工食品自主基準
- 化学調味料、食品添加物は不使用が基本
- 原材料は基本的に国産のものを使用
- 輸入品は有機加工品、フェアトレードのものを優先
上記の三つの基準を守れているものをスーパーで探すとなると本当に大変です。特に2番目の国産原材料のものは本当に少ないと思います。主原料が国産品でも副原料が外国産のものばかりです。そして少ない成分については表示の義務がないので結果的に自分の望まない成分を摂取してしまうことも考えられます。
大地を守る会では輸入品を有機加工品やフェアトレードのものに限定しているので、遺伝子組み換えや人工甘味料などを心配しなくていいのが私が大地を守る会を気に入っている理由です。私の嫌いなたんぱく加水分解物ももちろん不使用です。
以上のように、大地を守る会の安全への取り組みは一貫していて厳格です。そしてこれまで30年間積み上げてきた実績と経験に基づいています。どこの食材宅配サービスもかなわない最強の安全管理が行われています。大地を守る会で買う食品は安全について心配する必要がありません。カタログに載っているすべての商品どれを選んでも大丈夫ということです。それだけでも利用する価値は大ありだと思います。
果物や、お茶、お菓子、惣菜など多岐にわたった頒布会が楽しい。
大地を守る会の楽しさは、厳選されたハイクオリティな頒布会があることです。その中から私のお気に入りをいくつか紹介します。
毎年春から始まる北海道の美味しいものをあつめた、月に一度のお楽しみ北海道からの贈り物は、上記写真のような精肉加工品、洋菓子、水産品、果物、青果などが毎月一度届きます。北海道の旬の食材、安全基準も確かなものが毎月届きます。
季節を楽しむ和菓子の頒布会は短期6か月のものと、ずっと継続して届くタイプがあります。
島根県松江市の和菓子の老舗福田屋は昔ながらの製法を守っています。伝統に守られたその和菓子は季節感もありとても繊細で美しくそしておいしいです。冷凍で届くので好きな時に解凍して食べることが出来、ちょっとしたお茶の時間が華やぎます。お値段は1300円前後で一度に2種類各2個合計4個で届きます。
私が特にお気に入りなのは、果物の頒布会です。大粒ぶどうの会という粒の大きいぶどうばかりが次々とくる頒布会や、桃七会という、季節ごとの完熟桃が次々と届けられる頒布会、完熟の美味しいメロンが食べごろにきっちり届くとろける完熟メロンの会、などたくさん毎年利用しています。どれもおいしいだけでなく、珍しい品種も入っています。あまり出回らない栽培の難しい稀少品種を食べることができるのも楽しみの一つです。今の時期は、かんきつめぐりの会です。今週私のところにも届きました。
三種類の柑橘が入っていました。今回はぽんかん、かんぺい、いよかんでした。
私はお菓子を作るのが好きなのですが、無茶茶園のものは無農薬栽培なので安心して皮まで使うことができます。今回は皮も果汁もたっぷり使ってコンフィチュールを作りました。その記事はこちらから読めます。レシピも書いていますのでぜひお試しください。かんきつめぐりは、この量で1080円ですが、無農薬で皮まで使えることを考えると悪くないと思っています。
このように季節を感じる様々な頒布会があります。コーヒーやお茶、お酒、キッシュやパン、ケーキやナチュラルチーズなど豊富で選ぶのも楽しいです。安全性に考慮しつつグルメが堪能できます。
市販されている定価よりも値段が高く設定されているものがある。
大地を守る会で知ってとても気に入ってしまい生産者を調べてお取り寄せした商品があります。
そしてお取り寄せして気づきました。大地を守る会の販売価格のほうが正規価格より高いことがあることに。
私が気に入ってお取り寄せしたのは、碌穀米という商品です。生産者の松幸農産で3つ入りを買える値段で大地を守る会では2つしか入っていませんでした。
またノースカラーズという菓子メーカーのトウモロコシおかきも大地を守る会の値段は定価より高くなっていました。この件に関しては以前大地を守る会に電話をして質問したことがあるのですが、大地を守る会の規格で特別につくってもらっているからとのお答えでした。しかしパッケージも全く同一だったことを告げるとそういう場合もありますねと口ごもられました。
大地を守る会のwebの注文サイトには会員の口コミがあります。定価より高い商品は、この口コミに誰かが書いてくれていることが多いです。気になる時はチェックしてから買うとよいと思います。さすがに定価より高いのはやり過ぎだと思うのでそういうことは是正していただきたいですね。もしくはわかりやすい説明があるとよいと思います。なんとなく不信につながります。
定期ボックスは商品が14~16品バランスよく入ってとてもお得。これを上手く利用すれば食費を抑えて安全を手に入れられる。
大地を守る会は、商品を一つからでも注文できますがお得な定期ボックスがあります。定期ボックスは毎週管理栄養士が選定し、おすすめレシピやその時期お勧めの健康情報などを添えて届けられます。
定期ボックスを利用することで常に旬の一番おいしい時に収穫した野菜や果物を食べることができます。
また、栄養を考えたチョイスになっているので健康な食生活を送ることができます。レシピもついているので料理の腕がだんだん上がりますよ。
事前に中身を確認でき、苦手食材を削除したり量を調節したりも出来ます。もちろんお休みすることも出来ます。
定期ボックスの種類は、5種類あります。
旬野菜セット たっぷりの旬野菜と季節のお勧め食材を食べ方付で届けてくれる(4800~5800円税抜き)
丸ごと野菜セット 旬野菜がたっぷり届く畑丸ごとセットとお勧め食材のセット(4800円~5800円税抜き)
子ども安心コース 西日本の野菜を中心にしたお子さま安心セット(4800円~5800円税抜き)
スムージーコース 季節の果物や野菜を使ったスムージーの材料のセット ミキサーにかけるだけでスムージーが楽しめる。(3000円~3800円税抜き)
大人の献立セット 健康もおいしさも30分で手作り。2人前5日分の食材とレシピのセット。(6500円~6999円税抜き)
正直ちょっとお高めだと思いますが、これをベースに必要ない物はカットできますし、週6000円前後として考えると3万円前後で献立を組めるのではないでしょうか?
これを定期で買うことで時間をかけて自分で選ぶ必要がないので、時間短縮しつつ栄養バランスの取れた食卓を用意できます。
また200円ごとにポイントが1ポイント付きますのでそれをためて現金の代わりに使うことも出来ます。
今大地を守る会では、1980円のお試しセットが利用できます。まずはそこから試してみるのも良いかと思います。
私は大地を守る会にとても気にっている商品があります。それは低温殺菌牛乳です。飛騨酪農農業協同組合のパスチャライズ飛騨という牛乳です。私も家族も牛乳はこれと木次の低温殺菌牛乳しか飲みません。どちらも大地を守る会で扱っています。
本当に美味しいので機会があったらぜひ試してみて下さいね。この牛乳を扱っている限り私は大地を守る会を継続すると思います。
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