ハイブリッドとかかっこいいこと言っちゃったけれど、要するにお山が3つになるタイプのミルクブレッドを作る時に、一山分だけレーズンパンにするだけです。
買ってきて食べるパンなら、好きなものを色々少しずつ買うことができますが、家で作る場合、1斤半のパンを焼いてしまうとずっと同じパンを食べ続けることになります。それなら焼くときにブロックごとに味を変えてしまえばいいのではないかと2種類一度に焼いてみたのが始まりです。3ブロック全部違う味で作ってみたこともありますが、使いやすさを考えるとプレーンが2山、味付きが1山がちょうどいいと思います。
具が多い分レーズンブレッド部分はふくらみが小さくなるので、薄くカットして食べると2種類食べるのにちょうどいい大きさだと思います。このパンのレシピをご紹介します。
材料を紹介 オーガニックと国産を中心に揃えています。
材料
- 強力粉 400g
- 砂糖 25g
- 塩 6g
- トライイースト 6g
- バターミルクパウダー 15g
- 牛乳 70CC
- 水 200CC
- レーズン、胡桃 各10g
- シナモンシュガー 10g
小麦粉は、除草剤やポストハーベストの問題から私は基本的には国産小麦粉しか使いません。このパンに使っているのは富澤商店(クオカ）のコンチェルトです。
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この粉は、灰分が多めなのでハードブレッドもおいしく焼けます。パン用の国産小麦粉では、はるゆたかや春よ恋が有名ですが、コンチェルトは単一品種ではなく北海道小麦のブレンド粉なので、良いどこ取りで価格もお安めでお勧めできます。
砂糖は何でも好きなものをお使いいただけますが、私はパルシステムの花見糖やカソナードなどを使っています。
レーズンと胡桃は私はもっとたくさん入れていますが、多く入れると生地をまとめるのが大変なので、初めての時は各10gがおすすめです。どちらかだけ入れるのであれば20gまでなら簡単にまとめることができると思います。レーズンは、オイルコーティングされていないものを使ってください。
バターミルクパウダーはパンがとてもおいしくなるので、あれば使ってほしいのですがない場合はスキムミルクでも代用できます。バターミルクパウダーはフライドチキンやパンケーキに使うことも出来ますのであると便利です。こちらのレシピも近いうちに載せようと思います。バターミルクパウダーも富澤商店で買うことができます。
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普通食パンを作る時は油脂を入れますが、このパンはノンオイルで作れます。
私の家族のひとりがパンにバターをこってり塗るのが好きなんです。なので、せめてパンを焼くときの油脂をカットしようと研究した結果、この配合だと油脂なしでもおいしく作れました。
作り方 時間はかかるけれど難しくはないのでぜひお試しください
- 1.強力粉に砂糖、ドライイースト、バターミルクパウダーを入れて混ぜます。混ざったら塩も入れて更に混ぜます。ドライイーストと塩は相性が悪くドライイーストに直接塩が触れると発酵がうまくいかない事があるので、塩は必ず最後に入れましょう。
- 2.牛乳を入れて軽く混ぜ、水も加え捏ねていきます。機械で捏ねる場合は水を全部入れてしまっても大丈夫なのですが、手捏ねの場合は、30CCくらい残して様子を見ながら加えてください。手捏ねの場合は、だいたいまとまったら、ラップをかけて15分くらい生地を休ませます。こうすることでだいぶ捏ねやすくなります。生地が滑らかになって手につかなくなってきて薄く延ばしても切れなくなったら捏ねあがりです。
わかりにくいかもしれませんが、捏ね上りは写真のようにしっとりつややかになります。
- ３，重さを測って、１/３取り分けます。パンマットなどに広げシナモンシュガーを振り、レーズンと刻んだ胡桃を乗せて巻き込みます。
ロールケーキを作る時のように端からクルクル巻いて、棒状になったら二つに折り、丸めます。
手前がプレーンな生地、奥がレーズン胡桃シナモンの生地です。このまま2倍くらいになるまで発酵させます。乾燥しないようにラップなどをかぶせるのを忘れないでください。
- 4,生地が２倍に膨らんだら、指に粉をつけて真ん中を刺してみます。粉に空いた穴がすぐに押し戻ってくるようならまだ発酵中です。戻りがあまりないようだったらOKです。
- 5,プレーンな生地は測って２等分して細長く伸ばして巻いて油を塗った食パン型に入れます。レーズン入りも同様に丸めます。
こんな感じになります。もう一度ラップをかけ、型の8分目まで膨らんでくるまで発酵させます。
こんな感じに膨らみます。
- ６，180度に予熱したオーブンに入れて温度を170度に下げて35分焼きます。
- 7,焼きあがったら型のまま数回台の上に落とします。こうすることで中の熱い空気が抜けて萎みにくくなります。おいしそうにできましたでしょうか？
こんな感じで休日のブランチにいただきました
スライスしてオーブンで焼いてブランチに食べました。
レーズン入りのほうが小さめに焼きあがるので薄めに切ると、それぞれを1枚ずつでだいたい市販の8枚切食パンの1枚半分くらいといったところです。
この日はパルシステムの平飼い卵を焼きました。この卵も美味しいのですがパルシステムの卵は黄身の色は薄めかもしれません。わりとさっぱりしていて飽きない味です。私は好きな卵です。
有機セロリ、フルーツトマト、ポークウインナーはすべてパルシステムのものです。ドレッシングは自家製インド風ドレッシングです。カシューナッツを入れて作る美味しいドレッシングです。この作り方も紹介できればと思っています。
パンはプレーンにはプロヴォローネチーズを、レーズン入りにはグラスフェットバターを載せて焼きました。
ちょっと欲張って多すぎました。夕ご飯の時間になってもお腹がすきませんでした。でも味は美味しかったのでぜひお試しくださいね。
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