コストコで気になっていたセイボリークッキーを購入してみました。
箱の中に4種のアソートビスケットが入っています。
箱にも個別の袋にも日本語の表記は一切ありません。
メーカーは、ビスキュイトリードゥラバイユ、フランスの老舗焼き菓子メーカーです。
袋裏側の説明によると、17世紀頃には既にノルマンディ地方はミルクの生産拠点として有名だったそうです。
18世紀には、ノルマンディのイズニーバターとシードルは世界に名が知られるようになり、1686年にイズニーバターがA OP認証になりました。と、多分書いてあるようです(汗)
アペリティフノルマンドということは、ノルマン人の前菜ということでしょうか?
写真の下部を見ていただくとわかるように林檎のマークがあるのはシードルが特産であることの象徴に感じますし、そのシードルにきっとよく合うおつまみ菓子なのが想像できます。
そしてイズニーバターのマークも、写真中央に表示されています。
手前にイズニーバターを置いて写真を撮ってみました。間違いなく同じマークですよね?
このイズニー社製のバターはとても香り高く風味の良い醗酵バターで私もお菓子を作るのによく使っています。
さて、お味をみてみましょう。
お菓子の量は100g、袋は大きめで空気の層を作って割れを防いでいるようで割れているものは少ないです。
直径3センチくらい厚みは5ミリくらいです。
ガーリックとシブレット味のものを開封しましたが袋を開けた時の香りはミルキーな風味が漂っていました。
食べる前に、あ、これは美味しいやつだとわかる香りです。
一口噛むとやはり最初に鼻に抜けるのは醗酵バターの豊かな香りでした。セイボリービスケットではありますが、リッツなどのおなじみクラッカーよりも少し強めの甘みも感じる生地です。
そしてあまじょっぱい風味を噛み締めるうちに火を通したにんにくの優しい風味と青いネギの風味がほんのり広がり、塩味も結構効いています。
飲み込んだ後に口に残るのはやはりミルキーで芳醇なバターの風味が一番強いです。
美味しいけど塩味が濃いめなので飲み物が欲しくなります。
シードルや甘口のスプマンテが合いそうなお酒のおつまみにぴったりなお菓子でした。
食べている時はにんにくやネギの味も感じるけれど、飲み込んだ後にその風味が残らないのが上品な感じで気に入りました。
他のフレーバーも食べてみたら追記しようと思います。
甘くないビスケットは日本ではポピュラーではないけれど、これは美味しいのでおすすめできます。また、きちんとバターを使って良い材料だけで無添加なのも安心して食べられる良いお菓子だと思います。
こちらのメーカーは甘いクッキーも美味しいですよ。